四季折々野山を彩る様々なかわいらしい山野草をごらん下さい。
根茎が赤みを帯びている事による和名。
葉は3回3出複葉で葉柄の基部や節に褐色の鱗片毛がある。
花穂は分技し側枝は長く白色の花を多数付ける。
トリアシショウマは花序の側枝がさらに分技するため密集した花序に見える。
富士山麓には富士山の砂礫地で分化したフジアカショウマが見られる。
日当たりの良い草地に生える。
全体に短毛があり葉は束生する、花期の葉に比べ夏葉は3〜4倍の大きさになる。
花は淡紅紫色〜紅紫色で紫色のすじが入る。
全体にまったく毛のない変種をオカスミレと呼びアカネスミレと混生する事が多い。
熊谷直実に討たれた平敦盛の母衣にちなんだ名で、茎葉は3〜5枚互生し
茎頂に紅紫色の美花をつけ、花の上部には苞葉がある。
成長すると十数本の株立ちとなる、現在では絶滅寸前で全国的に激減している
絶滅危惧種1類Aに指定され日本では「種の保存法」で法的な保護の対象種となっている。
山梨県では高山植物保護条例で保護されている。
日当たりの良い草地や土手、田畑の畔などに群生する。
葉は長い線形で白緑色で葉の中脈は凹む。
丸い鱗茎は食べられる。花柄の基部には曲がった3枚の苞葉があり花茎と別に葉は根茎からでる。花は開閉性ががあり曇天では閉じている。
花被片は6枚で外側の外花被片3枚が大きく、内側に内花被片3枚が配列している。
柱頭は3裂する3数性、外花被片の内側に黄色の綾目模様がある。
カキツバタは白い斑紋が入り、ノハナショウブは黄色の斑紋が入る。
蔓性の多年草、葉は芯形で先は尾状に尖る。
花は葉腋から伸びた長い柄の先に集散花序につく。
遠距離を飛行する渡り蝶のアサギマダラの食草で葉の裏に卵や幼虫を良く見かける。
白く見える部分は副花冠で5裂し、花冠の5裂片は下方に反り返り内部は蕊柱となる。
樹木や岩上に巻き付く蔓性の落葉木本で幹や枝から気根を伸ばして樹木等を這い上がる。
葉の縁には粗い鋸歯があり、葉は対生、装飾花は白色で顎片が1個付く。
両性花は小さく散房状につき花弁は白色で5個。
関東から紀州にかけての太平洋側の山地に分布し、ほとんど太陽光線の届かない空中湿度の高い岩壁などに生育。花期は7~8月。常緑小低木で葉は光沢があり秋には紅葉する。
山地の林内に生える高さ30〜60cmの多年草。
全体に軟毛があり葉には低い鋸歯がある、葉の先端は尖る。
白色の2弁の花をつける。ミズタマソウ属は顎片、花弁、雄蕊は2数性で果実
にはかぎ形に曲がった毛が密生し衣類等に良く付く。
山地の林内や草原に生える多年草。
葉は3裂し側葉はさらに2裂する、花後の夏葉は巨大になる。
花は淡紅色〜白色まで多様、芳香があり、側弁は有毛で花弁の内部に紅色の線が入る。
落葉小高木、葉は互生し縁に深い切れ込みが入らない。
短枝の先に3〜8個の白色花をつける。花弁は5個、雄蕊は多数、花柱は普通3個
稀に5個もある。果実は小さな梨状果で赤く熟す。
黄色に熟すものをキミノズミと呼び山中湖には巨木があり村天然記念物に指定されている。
山地の草原や疎林に生える、茎は直立して40cmにも達する。
葉腋の托葉はタチツボスミレと同様に大きく深裂する特徴がある。
花は白色〜淡紫色で紫色の斑が入る。側弁に毛がある。
日本にはミソハギとエゾミソハギの2種がある。
ミソハギの仲間は雄蕊と雌蕊の長さが長、中、短の3種がありそれぞれの組み合わせに
よって(長雌蕊には短雄蕊、短雌蕊の花には長雄蕊と中雄蕊)の様な組合わせになっていてそれぞれ自花受粉を防ぐ仕組みになっている。
写真のものは長雌蕊に短雄蕊の組み合わせになっているタイプです。
葉は対生しミソハギに比べて茎や葉、花序に短毛がある。
本州の日本海側、東北地方に分布する種だが近年富士山で発見されている(渡辺)
キジムシロに似ているが小葉は5枚で下方の1対は小さく、時に消失したり退化して対にならない個体もある。
落葉低木で茎や枝は蔓状に伸び、赤紫色の腺毛が密生する。
葉は互生、奇数羽状複葉、小葉は1対だが若い葉は2対もみられる。
葉の裏面には白い綿毛が密生する。淡紅紫色の花が数個密集して付く。
集合果は球形で8月頃に赤く熟し美味しい。
ススキ、カリヤスモドキ、オオバギボウシなどの根に寄生する
1年生の寄生植物。
茎は赤褐色、花がキセルに似た形による和名。
淡紅色の花冠の上部は浅く5裂し花冠の内部と上部は濃紅色で
数日で落ち苞は残る。
山地の木陰などに生える多年草。花は「仏炎苞」と言われる筒状の内部のつけ根にあるので見ることが出来ない。
茎の模様が蛇のマムシの皮の模様に似ていることから、この名前がつけられたという。
夏に落葉するので夏坊主とも呼ばれる落葉小低木で幹は柔軟で
曲げてもなかなか折れないので「鬼も縛れる」の意味。
雌雄異株で春先葉腋に黄色花を付け、筒花の先は4裂する。
果実は5〜8月に赤く熟す。
チョウセンナニワズは夏に落葉しない。
山野の湿生地に生え、太い地下茎を伸ばして群生する。
茎は硬い3陵形でざらつく、上部の2〜3個の小穂は雄性、下方の1〜3個の
小穂は雌性で3〜7cm苞は葉状で鞘はない、花柱は3個。
山梨県では山中湖村が初見。
草原に生える多年草、茎や葉に細かい毛が密生しやや白っぽく見える。
葉には粗い鋸歯があり、唇形花は紅紫色で茎頂に集まって付く。
花冠の上唇は2裂し、下唇は3裂するが中央の裂片が大きい。
日当たりの良い山地の湿った場所に生える多年草。
葉は互生し、根生葉は花期には枯れる。
茎頂は良く分技して枝先に1個ずつ黄色い頭花をつける。
総苞片は殆ど同じ長さで4列に並ぶ。
比較的日光の差す落葉樹林の林床に群生する。早春の3~4月のみ地上で見ることができるが、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。
種子にはアリが好むエライオソームがついているため、アリに運ばれ生育地を広げている。
亜高山帯の針葉樹林に咲く多年草で亜高山帯の指標植物。
葉は互生して普通3個つき蟹の甲羅状の形をしている。縁には不揃いの切れ込みが入る。
頭花は茎頂に円錐花序につく。
花は白色。亜種のイズカニコウモリの葉は2個付きカニコウモリよりも丸い。
里地の垣根や薮などに生える蔓性の多年草。
花は夕刻に咲き朝には萎むため目に触れる機会は少ない。
花の花弁は反曲し先端近くは細い線状に多数分技しレース状になる。
根茎は巨大な塊根となる、
富士山麓や富士山亜高山帯に多く分布する落葉性針葉樹で早春に葉の展開と同時に上向きに咲く雌花は大変奇麗で後にマツカサになる。雄花は下向きにつき黄色に見えるのは花粉。富士山亜高山帯や青木ケ原樹海には天然カラマツが残っているが低山帯のカラマツは
大半が植林されたものです。
草全体に特有な香りのある多年草。
大きな個体は1mにも達する、茎の上部で多数枝分かれして紫色の唇形花を
密集して穂状につける。
下唇は3裂して雄蕊は4個花冠より突き出る。
やや乾燥した日当たりの良い草原に生える。
葉は対生、裏面は白緑色を帯びる、葉腋から花柄を伸ばし
淡紫色の花を集散状につける。花弁の内側に長い毛が密生する。
袋果は10cmにもなる袋状で表面にイボ状の突起がある。
湿った林内に生える1年草。
全体に無毛で葉は互生。花は細い花柄の先に釣り下がる。
花は黄色で太い袋状の部分は萼片の1個で基部は距となる、花弁は3個、内面に赤褐色の斑紋がある。果実は熟すと少し触っただけで弾け飛ぶ。
山地の林縁に生える落葉低木。秋田県から山梨県に分布山梨県は分布南限と言われている。葉は対生し殆ど無柄、裏面の脈上に開出毛が多い。
葉腋から淡黄色の筒状花を付ける、花筒の先端は5裂し下側の裂変内部に濃黄色の網状紋が入る。花後筒状花は落ちる。
川原に多く生育しマツの葉に似ていることから付いた和名。
葉は8〜12枚輪生し、葉鞘から分技し黄色の花を多数つける、花冠は4裂し裂片は反り返る。花色の白いものをカワラマツバと言う。
花がミカン科のタチバナに似ていることから付いた和名。
高さ60cmほどになる多年草。葉は対生し茎の先に白色で2cmほどの花を付ける。
山中湖では石割山周辺で見られる。
扇型で葉脈のはっきりした2枚の葉を持つ日本最大の野生ラン
クマガイソウは、平安時代末期、源平の戦の際に熊谷直実の背負っていた
矢避けの母衣の形にちなんだ名。
山中湖村には1000本を越える大群落がある。
垂れ下がって付く袋状の唇弁が一の谷に戦いで平敦盛を討った熊谷直実の母衣に良く似ていることに見立てた和名。
山野の竹林や針葉樹林に多く見られるが、近年では激減している。
山中湖村にも花の都公園の隣地で群生が見られる。
葉は2枚で、長い地下茎を伸ばし節に新芽を出して繁殖するため群生しやすい。
ラン科のクモキリソウ属を代表する種で葉は2枚、広い卵形で縁は細かく波打つ。
花は緑色で唇弁は下方に反曲する、偽鱗茎は球形で下部から根を出す。
時に黒色の花を付けるクロクモキリソウも見られる。
根を噛むと目がくらむ程苦く「くらら草」と呼ばれた事による和名。
草地や川原等に生え、高さ1.5mにもなる多年草。
葉は互生し、奇数羽状複葉で小葉は7〜20対ほど付く。
花は白色〜淡黄色で総状に多数付ける。
林下に生える多年草。
葉は対生し上部の葉は大きい、茎の上部から花柄を出し1〜7個の花をつける。
花は紅紫色で皿状に開き紫色の条が入る。
一見すると離弁花類に見えるが合弁花類で合着した花冠ごと落ちる。
日当たりの良い山野に生える多年草。
薬草としてすぐに効果が現れるということから「現の証拠」。
別名「神輿草」。裂開した果実が神輿の屋根に似ていることからつけられたという。
茎の高さ20cmほどの小さなアツモリソウの意。
葉は2枚茎頂に対生し細い花柄を出して下向きの花を咲かせる。
唇弁は袋状で花の下部には細い苞葉がある、果実は完熟すると直立する。
地下茎を伸ばして繁殖するため群生する。
針葉樹林内に生える小さなランで葉が1枚の小さなランの意味です。
茎の先端付近で分技し1個〜4個の小さな黄色の花を付ける。
唇弁には紅紫色の斑紋が入る。
ツガよりも高標高の地に生育し岩場や尾根筋などの乾燥しやすい場所を好む。
常緑高木で樹皮は灰色、成長した古木は鱗片状に剥がれる。
葉は扁平な線形で先端はへこみ2裂する。
雌雄同株で球果は秋に熟し果柄はやや下向きに曲がるがツガほどには曲がらない。
若い枝は黄褐色で短毛があるがツガには無い。
笹の葉に似ているギンランの意味。
落葉樹林内に生える多年草、葉は数枚互生し茎頂に白色の花を葉腋につける。
花は半開で上向きの咲く、上部の葉は細い苞葉となる。
5月〜6月に開花する。
写真の個体はギンランとササバギンランの性質を備えている事から自然交配種
である可能性がある。
落葉蔓性木本で葉柄は長く淡紅色で葉は互生する。葉柄には堅毛と軟毛がある。
雌雄異株で5〜6月白い花を下向きに多数つける、両性花の花柱の先端は線形で多数あり放射状に開出する。液果は楕円形の球果で秋に緑黄色に熟し美味しい。
葉裏が粉白色のものをウラジロマタタビと呼ぶ。
葉は互生し両面毛があってざらつく、枝先に白い5弁花を多数つけ、花序の柄は有毛。
果実は球形で秋に藍色に熟す。和名は「錦織木」の意味で燃焼した木灰を紫根染めの媒染剤としたことによる。
山地の木陰に生育する多年草。花は筒状鐘型で5深裂する。
茎は50~80cmで短い圧毛があり、葉は茎の中部付近に集まって互生する。
白色~青紫色まで多様で5月下旬~6月に咲く。
池や沼、川岸などに生え高さ1.2mにもなり地下茎が伸びて節から芽を出して群生する。茎は三角形で茎頂に柄を出して2〜5個の小穂をつける。
花より先の葉状体は苞。カンガレイは花に柄が無い。
山中湖の花、に指定されている。近頃、どこにでもあるというわけでもない。
梅雨時に気がつくと咲いているが2日と経たずにあっさりと散ってしまうので、見たことがないという人も多い。しかし、そのピンクの大輪の花は実に見事である。
シモツケはバラ科の木本です。6月の梅雨の季節に草原や路傍に咲きます。
良く似たシモツケソウはバラ科の草本類です、普通紅色ですが時には白色
のアルビノに出会う事もあります。
葉は互生、縁には鋸歯があり裏面は淡緑色〜粉白色。
花は5〜8月頃に咲き、半球形の散房花序につき、淡紅色〜濃紅色
稀にアルビノ(白色)も見られる。
雄蕊は多数付き雌蕊は5本、栃木県下野産のものが古くから栽培されて
いた事による和名と言われる。
山地の薄暗いところに生える腐生植物。
葉緑素を持たないため自分で栄養素を作り出せないので、根の近くにある菌根が分解する枯葉の栄養分の残りを吸収し生活している。
花が幾重にも重なって咲く様子を十二単に見立てたもの。
明るい林縁で良く見かける、全体に白い長毛が多い、葉は対生し茎の基部には
鱗片状の葉がある。淡紫色〜白色の唇形花を多数つけ、下唇は3裂し上唇より
大きい。良く栽培されるものに青紫色の個体があり写真は栽培種。
山野や道ばたに生える蔓性植物、葉は対生し全縁で有毛。
枝の葉腋に芳香がある花を2個つけ、白色から次第に淡紅色を帯びるが黄色に変わる。
上唇は4裂し下唇は下方に反り返る、顎片は5裂し緑色、果実は球形で2個づつ並んで
つき、秋に黒く熟す。
花が鈴を思わせる事から名ずけられている。草地に生える多年草で葉は対生し
茎は硬く細い、茎の先にやや分技した花柄をだして黄褐色の花を
まばらにつける。花は早朝に咲き日中は閉じる。
袋果は細長い袋状でガガイモ科特有の実を付ける。
花の唇弁をスズムシの翅に見立てたもの、葉面の網状脈が浮き出す。
淡暗紫色の花を十数個つけ側花弁は線形、偽燐茎は球形で地上にあり鱗茎の下部から根を出す。花は5月〜6月頃。時に緑色の花を付ける個体もあり葉に帰った、と言う意味で「先祖帰り」と呼ばれる。
山中湖の花
5月最終日曜日、山中湖を一周するロードレースは、この頃ちょうど山中湖周辺の至る所に真っ白いズミの花が咲き誇ることから「ズミの木マラソン」とも呼ばれる。
山中湖に突き出した砂州を岬と呼びますがここには、ズミの巨木群があり、山中湖村の天然記念物に指定されています。
明治時代に渡来して野生化したヨーロッパ原産の帰化植物、多年草。
葉の裂片は変化が多い、総苞の外片が反り返るのが特徴。
葉の裂片が細かく、セイヨウタンポポに良く似ているが、そう果に赤味のあるアカミタンポポも近年多く見られるヨーロッパ原産の帰化植物。
石灰岩地を好んで群生する。
根茎は球状で根生葉は花茎と別にでる、茎葉は花茎の上部に対生して2枚つき
深裂する。茎頂に白い花を節分の頃に咲かす、基本形は5弁花ですが3弁、4弁
6弁等多様な形が見られる。
水辺や湿生地に生え時には群生するが水位の移動のある場所を好むので
消長が激しく環境の変化によって絶滅の危険性がある事から環境省の絶滅危惧種に
指定されている、山中湖村の交流プラザでは移植保全や土壌保全によって大量に増殖されている。
草原や路傍に普通に見られるスミレですが変異が多く見られます。
葉の付け根に鋸歯のある托葉があるのが特徴です、背が高く白い花を付ける
エゾノタチツボスミレは6月頃に咲きます。
山地の沢沿いや谷間等に生える日本固有の落葉低木。
葉は対生し先は尖り縁には歯牙状の鋸歯がある、両面に堅い毛がある。
枝先に散房状に紅紫色の小花をつけ、装飾花は白色〜帯紫色で顎片は3〜5個。
両性花は紫色。開花前には顎に包まれて球状である事からタマアジサイと呼ばれる。
葉は対生し、冬芽の頂芽は普通できず、仮頂芽が2個並んで付く。
葉は先端が尾状に長く伸び縁は鋭鋸歯が並ぶ、葉脈は18〜25対ある。
雌雄異株で果実は翼果。葉が20cmにもなるものをオオバチドリノキと呼ぶ。
落葉蔓性の木本で蔓は左巻き。
葉は互生、縁に鋸歯がある。雌雄異株で花は垂れ下がって付く。
花被片は6〜9個で黄白色、球形の液果は房状につき、熟すと紅色になる。
果実は甘味、苦味、酸味、辛味、渋味の5つの味がある事から五味子と呼ばれ古来から薬用として利用されている。
東北地方以西の本州太平洋側、四国、九州に分布する太平洋要素の植物。
新枝の先に普通2個づつ花を付ける、花柄の先に長い子房があり、子房の先端に5枚の顎がある、花は白色で時に淡黄色〜淡紅色を帯びる。
花筒の上唇は2裂、下唇は3裂する。
下唇の内側は橙色の網状斑がある、花筒が脱落した後も齶片が残って突羽根に似ていることに由来する名。
「山の神の錫杖」とも呼ばれる葉緑素を持たないナラタケ菌と共生する菌根植物。
葉は退化して鱗片葉となっている、茎はよく分技して枝先に黄褐色の花を多数つける。
果実は肉質で垂れ下がってつき、橙紅色でバナナやアケビの実に似ている。
茎の下部は地を這い葉は互生する。
苞に包まれた花序の先に1個の花を付ける。
花弁3個のうち2個は大きく青色、1個は白色で小さい。
黄色く見える雄蕊は仮雄蕊で花粉は無い、長い2本の雄蕊は多少の花粉が付く。
草原に生える蔓性の草本。シジミ蝶の食草で蟻とシジミ蝶、ノハラクサフジの共生関係はごく最近梨ケ原草原で研究され学術発表されています。
乾燥すると赤褐色になる性質がありますが、類似種のクサフジやヒロハクサフジは乾燥しても緑色を保っています。
葉は互生し茎の先端にまとまって花を付ける。
花を上部から見ると巴状に見えることによる和名。
8〜9月頃に開花する。
シオガマギクは茎の下部の葉は対生上部の葉は互生し、互生した葉腋に疎らに花をつける点がトモエシオガマと異なる。
川原や礫地に生える落葉小低木。
幹は褐色で葉は対生する、1本の枝に15〜18対の葉が付き一見羽状複葉の様に見える。
葉の縁は全縁、雌雄同株、葉腋から総状花序を出して多数の小花を付ける。
果実は8〜9月紅色から黒紫色に熟す。
猛毒の植物で生葉25グラムで致死量と言われる。
毒や痛みに効果がある事から「毒痛み」が転じた和名と言われ民間薬として
広く使われてきている。
十種の薬効があると言われ「十薬」とも呼ばれる。
葉は互生し全草臭気がある、白く花弁状に見えるのは総苞片で4枚あり
小さな花を多数付けた花穂は上に突き出る。
山野に普通に生えるアザミで総苞は球形、頭花は紅紫色、稀に白色もある。
総苞片は直立して殆ど反曲しない。
総苞は粘液を出して粘る。
近縁種のノハラアザミは粘性は無く、総苞片の上部は反曲する。
湿地や湿り気のある草原に生える、地下茎が伸びて繁殖し群生する。
花茎は1mにもなり茎頂に赤紫色の花をつける。
外花被片の内側基部に黄色の斑紋が入る。
外花被片の内側基部に白色の斑紋が入る個体をカキツバタという。
山地の疎林内や草原に生育する、葉は5〜10枚が互生し茎頂に淡紅紫色の花を穂状に密集してつける。唇弁は3裂する、花柄の基部には苞葉が付き、上部のものほど小さい。
根茎が長く伸びて肥厚する事から伸根千鳥と呼ばれる。
紅紫色の4弁花を茎の上部につけ茎は分技する。
山中湖村には多数生育しているが、近県の神奈川、東京、静岡、埼玉、長野の各県では絶滅している、環境省絶滅危惧1類Bに属す希少種です。
海岸や川原、草地に生える1年生の寄生植物。
キク科のヨモギ属、カワラヨモギやオトコヨモギの根に寄生する。
茎は黄褐色、鱗片状に退化した鱗片葉が互生に付く。
茎の上部に淡紫色の唇形花が穂状に多数付く、顎は膜質で2裂し裂片は
さらに2裂する。
山野に生える蔓性の低木、葉は対生し3出複葉。
葉腋から長い花柄を出して下向きに暗紅紫色の花を付ける。
筒状に見えるが顎片は4個で離弁花類。
果実は先端から長い花柱が伸びて白毛が密生する。
鐘状花の内面にある斑点を「ばあさんのそばかす」にたとえた木曽地方の方言。
全草白い毛が散生する、傷つけると白い乳液がでる。
根は球状で臭気がある、花冠は先端が5裂して反曲し紫色を帯び、内面の下部は
濃紫色の斑点がある。
落葉低木で葉は対生、花弁、顎片は4個、ウツギ属は星状毛があるが
バイカウツギ属の毛は枝分かれしない。
3〜5本の葉脈が目立つ、5〜6月白い4弁の花を付け平開する。
雄蕊は多数、花柱の先は4裂する。
山地の林内や湿った草原に咲く。
葉は互生し、茎は高さ1.5mにも達する。
茎頂に大きな円錐花序を出して緑白色の花を多数つける。
内花被片3枚、外花被片3枚のユリ科の特徴である3数性。
両性花と下部には雄性花をつける。
有毒植物で、芽だしの頃ギボウシと間違えて中毒死者も出ている。(要注意)
日当たりの良い裸地や草地に生える落葉小低木。
葉は互生し奇数羽状複葉、小葉は2〜3対、縁に鋸歯がある。
枝先に白色の花を1〜数個つけ花柄や葉柄、茎には小さな刺がある。
果実は集合果で8〜10月赤く熟す。八重咲きのものをトキンイバラ
と呼び栽培されている。
ヒオウギはアヤメ科の多年草で、山梨県内では山中湖村の平野地区に生息しているのが発見されました。年間の気温が低いこの地域に成育するのは珍しく貴重な植物です。
7月中旬から8月中旬にかけて鮮やかなオレンジ色の花を付けます。
富士山と山中湖を望む山の中腹に咲く花は、秋に黒い光沢のある実をつけ「ヌバタマ」と呼ばれ、万葉集では黒、夜、闇などの枕詞にも使われていて、いにしえの雅を感じさせます。射干(ひおうぎ)は漢名。
(山梨県RDB絶滅危惧1B類に属す)
「射干に 娘浴衣の 雫かな」(松籐夏山)
「子を産んで 射干の朱を 見て居りぬ」(飯島晴子)
山地の林内や草地に生える。花を静御前の舞姿にたとえたもの。
茎は叢生し紫褐色で数個の節があり節には膜状の鱗片葉がある。
葉は互生するが節間が短い為に輪生状に見える。
葉が開く前に頂生する穂状花序をつける。花は1個の雄蕊が2分裂する。
萎蕊はアマドコロ類の根を乾燥したもので滋養強壮薬。
茎は10〜40cmで陵があり葉は縁と裏面脈上に突起がある。
葉腋から1〜5個の筒花を下垂してつける。液果は球形で黒紫色に熟す。
花筒の先端の内花被片、外花被片とも反曲する
草原に生え茎の高さ40〜90cmの多年草。
葉には短い柄がある、柄の無いものをヤマトラノオと言う。
花は青紫色〜白色まで多様で長い穂状花序に咲く。
葉の細いタイプのものをホソバヒメトラノオと呼ぶが富士山麓のタイプは中間型が多い。
昼に咲く事からの和名、日当たりの良い原野や道ばたに生える蔓性の多年草。
葉は互生、鉾形の葉の葉腋から長い花柄を出してロート形の淡紅色の花を
つけ下部は苞に包まれている。
茎の節は太く黒紫色を帯びる、葉は対生し節につき茎は分技する。
茎頂に分技して数個の朱赤色の花をつけ花弁は平開する。
花弁は5個で各花弁の基部には濃朱色の鱗片が2個ある。
7〜8月山地の木陰で良く見かける。
ヤブウツギとニシキウツギの自然雑種で花色が最初から紅赤色のもの。
葉の裏面や花冠、顎片に毛が少ないが変異が多く識別は難しい。
富士山麓周辺に多く分布する。
4月下旬からゴールデンウイークにかけて富士北麓周辺の至る所に見られる。ソメイヨシノのような派手さはなく、小さい白い花がうつむき加減に恥ずかしそうに咲く様から、別名「乙女桜」とも呼ばれる。派手さはないが、夕刻、林の中にぼーっと浮かび上がる様は霞がかかったように幻想的。幽玄な世界を醸し出す
花穂が2個のものが多いのでヒトリシズカに対して付けられた名。
花穂は1個〜5個まで多様で2個とは限らない。
葉は茎の上部に対生する、ヒトリシズカに比べて節間は広いので輪生状には見えない。
時折夏〜秋に茎の下部に閉鎖花をつけた花序をだす。
日当たりの良い山地に生える2年草。
根生葉は小さくロゼット状にならない。葉の裏面は赤紫色を帯びる。
青紫色の花が筆先を思わせる形に咲くことによる和名。
花は開閉性があり曇天では閉じる。
ヤマシャクヤクの紅色のもので全国的に絶滅が危惧される種になっている。
環境省のレッドデータでは絶滅危惧1B類(EN)にランクされている。
富士山麓では稀に見かける事もあり、山梨県では絶滅危惧1B類(EN)の
ランクになっている。
花を寺院や五重塔の軒に下げる宝鐸に見立てたもの。
茎は上部で良く分技する、葉は互生し表面に光沢がある、枝先に緑白色の筒状花を1〜2個垂れ下がってつける。果実は秋に黒く熟す。
黄色の小花が多数集まって輪状に咲く。
草原や石垣、岩石地等に生える多年草、葉は互生し縁には鈍鋸歯がある。
キリンソウは数本が単生状に生えるがホソバキリンソウは株立ちする。
海抜1000m以上の亜高山に生育していて、葉の細いアマナの意味。
山梨県では絶滅危惧種に指定されているが山中湖村では別荘週辺や
湖畔の疎林でも見かける。花弁は内花被片3枚、外花被片3枚、果実も
3室の3数性。
別名:釣り鐘草、提灯花、風鈴草とも呼ばれる。
キキョウ科の多年草。草丈60cm位。茎は直立し上部で枝を分ける。葉には鋸歯が有り、茎、葉とも粗毛がある。6.7月ごろ、枝の先端に筒状鐘型の花を付ける。
花筒の中へ蛍を入れて子供たちが遊ぶのでその名がある。
「咲く花は つりがね草か 野中寺」(才麿)
「宵月を 蛍袋の 花で指す」(細見綾子)
「祖父の寺 ほたあるぶくろが 屋根に咲く」(加倉井秋を) (文:ほ)
斑点のある花弁は反り返らない、茎に上向きの毛を密生する。
花は葉腋から柄を出して1個ずつ咲く。下向きの毛を密生し茎頂に分技して数個の花を付け花弁の反り返るものは別種のヤマホトトギス。
葉がボタンの葉に似る事からの和名。
野山の薮や垣根等に巻き付く蔓性の半低木、葉は1回三出複葉で歯牙がある。
花は葉腋からでた柄に多数付く、顎片は花弁状で4個、そう果の先には羽毛状に
なった花柱が残る。葉が2回3出複葉になるものがコボタンズル。
富士山周辺には草本全体に白毛のある亜種でヒメマイズルソウが見られます。
小さな花ですが良く観察するとユリ科特有の3数性の構造が解ります。
果実は赤く熟し光沢があり、草紅葉の頃によく見られます。
秋、草原に草丈50~80cmで長い柄の先端に淡青色の花を咲かせる。
多くの花が集まった頭状花。
名前の由来はマツムシが鳴く頃咲くからという説と巡礼の時使う叩鉦に花が咲き終わった後の形が似ているからとの二つの説がある
偽茎は葉より長く色や形に変異が多い。
葉は2枚つき小葉は鳥足状に5個〜7個付き茎に斑紋があり花序は葉より上に付く。
仏炎胞は葉と同時に開き緑色〜青紫色で白条がある。
果実は球状、橙色で多数つく。
谷川や溝等に生える多年草。
全体に柔らかく無毛、茎は方形、基部で良く分技する。
花は茎や分技した枝の上部の葉腋に付き、花柄、顎は筒状で5稜がある。
オオバミゾホウズキは兵庫県以北の日本海側に多く葉には柄が無い。
山地の林内に生える、茎は直立し陵がある。
葉は互生し3出複葉で下部の葉は大きいが上部の
葉は小さい。
短い花柄を出して数個の花を付ける、花弁は4個で白色、雄蕊は6個4月〜5月に開花する。
林内の湿った場所を好んで生える、葉は3枚、緑色の顎片3枚、白色の花弁3枚の構成で柱頭も3裂し、果実も3室の3数性を示す。
エンレイソウは紫色の外花被片のみで内花被片は無い。
ミヤマエンレイソウの内花被片の淡紅色のものをムラサキエンレイソウとも呼び富士山麓にはやや多く見られる。
山地や谷間の湿った場所に生える多年草。
茎は斜上し40cm程度になる、葉は対生、茎の上部葉腋から有毛の柄を出して
白色の花を付ける。花弁は5個で深く切れ込み、10個の花弁の様に見える。
5〜7月に開花する。
やや湿った草原に生える、葉は茎の中程に数個付き細長い線形。
淡緑色の小花を多数茎頂に密集して穂状につける。
唇弁は3裂し側花弁は糸状で鍵型に曲がる。
花が小さなムカゴ状に見える事から付いた和名。
仏殿の欄間などを飾る仏具を華鬘といい、これに似る事から付けられた和名。
花は紅紫色の唇形花で茎の上部にまとまってつく。
葉は2〜3回羽状に深裂する、稀に白色のものもある。
田のあぜやしまった場所に良く見かける多年草。
匍匐枝をだして繁殖する特徴がある、匍匐枝の葉は小さく対生し
淡紫色〜紅紫色の唇形花を疎らにつける、上唇は2裂し下唇は3裂する。
顎は5裂し雄蕊、雌蕊は上唇に沿って付く。
メキシコから渡来したと考えられているが原産地は不明。
花茎の葉は互生するが、花の付かない茎では4〜5個の葉が輪生する。
花は黄色で花弁の先端は尖る。
明治中期に渡来した北米原産の帰化植物で道端や荒れ地、川原等に野生化している。
茎には上向きの毛が生え、葉には浅い鋸歯がある。
花は黄色で朔果は円柱形先が開いて割れる。
オオマツヨイグサに比べて花は小さい。
茎は下部からよく枝分かれし、上向きの毛が生えている。花はしぼんでも赤くならない。
荒地に生育することからアレチマツヨイグサの異名もある。
全体に毛が多い事からケウツギとも呼ばれ、花柱は花筒よりも長いのが特徴で富士山地域にはヤブウツギの変種でフジサンシキウツギやニシキウツギがありますが花柱は花筒とほぼ同長です。また白色花の白花ヤブウツギは梨ケ原草原やスバルライン沿いで見られます。
若い葉の状態が破れた傘をすぼめた形を思わせる事から付いた和名。
若い個体は根生葉を1個出し、成長した個体は花茎を1個出し根生葉は茎を抱く。
葉は平開して掌状に深裂する、秋に円錐状に頭花をつける。
時にコブ状の虫頴が付く事がある。
アブラチャン、ダンコウバイなどクスノキ科の根に寄生する寄生植物で葉緑素のある緑の葉を持たずに生育しています。
以前はハマウツボ科に分類されていましたが、種子が対座している事からママコナに近縁としてゴマノハグサ科に改められています。
オダマキとは麻糸を巻いた管の事で花の距の形が似ていることによる。
顎辺は5個で紫褐色〜淡黄色花弁5個は淡黄色基部は長く伸びて距となる。
全体に淡黄色の個体はキバナヤマオダマキと呼び富士山麓では稀に見られる。
葉は3〜4個互生し2回3出複葉、裏面は帯白色、茎頂に4㎝程度の半開する白色の花を1個つける。紅色の花を付けるベニバナヤマヤクヤヤクもあり絶滅危惧種に指定されている。
秋には酸味のあるブドウをつける、新芽の葉や葉柄は酸味があっておいしい。
若葉を天婦羅などで食すと絶品です。
茎を切断すると大量の水分を出すため、古来から山歩きや山仕事の際の水の補給に利用されてきた。
葉は互生し縁に不揃いの鋸歯がある。
茎は30cm〜60cmで上部で良く分技する。
鐘形の花の上部は5裂し外曲する、内部には紅紫色の斑紋がある。
地下茎で繁殖するが2年草。
白く花弁状に見えるのは総苞片で花は総苞の中心部に20個〜30個の球形の集合花。
花弁と雄蕊は4個、花柱は1個。
果実は赤橙色の集合果で核が1〜5個入っている。
ハナミズキ(アメリカハナミズキ)の苞は白〜紅色まで多様、果実は核果で1個〜10個つく。
別名キスゲとも言われる、夕刻に開花し翌昼頃には萎む、若芽は山菜としても利用する。
山中湖村では花弁の狭い本種と花弁の広い2種が自然学校の観察会で最近発見されている。
夕菅(ゆうすげ)を詠んだ歌
「天が下 万のきすげは 我をつつむ」(阿波野青畝)
「厠まで ユフスゲの黄の とびとびに」(大野林火)
山地の林内に生える、葉の両面に毛があり、縁は波打つ、やや斜上した茎頂に白色で3数性の小さな花を多数つけ、果実は秋に赤く熟す。
他にハルナユキザサ、ヤマトユキザサ、ヒロハユキザサ、ミドリユキザサなどがある。
山地の林内に生える、葉の両面に毛があり、縁は波打つ、やや斜上した茎頂に白色で3数性の小さな花を多数つけ、果実は秋に赤く熟し光沢がある。
他にハルナユキザサ、ヤマトユキザサ、ヒロハユキザサ、ミドリユキザサなどがある。
茎や葉に竜脳の香りがある。
日当たりの良い山地の土手等に生える多年草。葉は互生し茎の上部で疎らに分技する。
花弁は白色で総苞片は3裂に並ぶ。10〜11月に咲き、花の末期に霜等にあたると淡紅紫色に変色する。
ややくらい森林に生え葉は2〜3回3出複葉につきます。普通果実は黒熟しますが赤く熟す種をアカミノルイヨウショウマと呼び北海道〜東北地方に分布しています。
葉が牡丹の葉に似ていることによる名。
茎の下に付く葉は3回3出複葉で時に先端が2〜3裂し縁は全縁。
茎頂に有柄の黄緑色の花を集散状につけ、種子は藍色に熟す。
5〜7月に開花する。
1属1種の日本固有の種で山地の落葉樹林や混交林下に生える。
根生葉や下部の葉は2〜4回3出複葉で深裂し縁に鋸歯がある。
枝分かれした茎頂に淡紅紫色の美しい1花をつける。
蕾みの時は緑色〜淡紅紫色に変わる球形で下向きにぶら下がる。
葉は互生し枝先に数個集まってつく、葉は全縁で波打ち内曲する剛毛がある。
花は6〜7月上旬、花冠は5中裂し上の裂片には橙黄色の斑点がある。
雄蕊は5個、子房には長毛が密生する。
黄色の花をつけるものをキレンゲツツジと言う。葉の裏面が粉白色のものをウラジロレンゲツツジと呼ぶ。
葉は互生し枝先に数個集まってつく、葉は全縁で波打ち内曲する剛毛がある。
花は6〜7月上旬、花冠は5中裂し上の裂片には橙黄色の斑点がある。
雄蕊は5個、子房には長毛が密生する。
黄色の花をつけるものをキレンゲツツジと言う。葉の裏面が粉白色のものをウラジロレンゲツツジと呼ぶ。
古来より歌にも詠まれた6月を代表する花。
「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早もき啼きて、忍びねもらす、夏はきぬ」と言う歌が有名。匂うと言うのは、白い花が沢山むせ返るように咲く様を「匂う」と表現したもので、この花に特別の香りはない。